ヘッドライン

Powered by Ayapon RSS! オススメ キャッシング FX

2008年06月09日

久しぶりに、俺は恋をしてしまった

78 名前:名無しのオプ 投稿日:2008/05/25 04:24 ID:k7hD0E8l
恥ずかしい話になるが、久しぶりに、俺は恋をしてしまった。
相手は同じスポーツジムに通う18歳の女の子で、大学生だ。
俺は高卒で、大学なんざ行ったこともなかったが、もし俺が大学へ行っていたら、
彼女のような娘に出会えていたろうか。

きっかけなんて些細なもんだ。
ある日、ジムに忘れたタオルを届けてくれたのが彼女だった。それだけだ。
だが「気をつけてくださいね」と、頬に健康的な汗を光らせて言った彼女の笑顔に、
俺はメロメロになってしまったのだ。

以来、ジムで彼女を見かけるたび、何気ない風を装って話しかけてみた。
初めは他人行儀な彼女だったが(当たり前か)、俺が懸命に冗談を言うと、
よく笑ってくれるようになった。俺の笑いのセンスもまだまだ捨てたもんじゃない。
それに、俺自身の見た目に関しても、少しは自信があった。同年代の奴よりずっと体は鍛えているし、
顔だって中々ハンサムだと思う。

あとは、これ以上どうやって彼女と親密になるかだが……
「いやいや、それは無理でしょ西山さん」
と、飲み屋の席で同僚の川田が言った。
「冗談言って笑ってくれたって、そりゃ必死で笑かそうとする西山さんが
滑稽だっただけだってば。もっと自分を理解しなくちゃ」
「うるさい。彼女の反応を見てもいないくせに、失礼なことを言うな」
「見なくても分かると思うけどなあ。俺の方が可能性あったりして」
にしし、と下品に笑う川田。21のくせに、教養も品性も欠片もない。
俺は先に勘定を済ませ、店を出た。

確かに、問題はある。最近まで無職だった俺が今ありついた職はビルの警備員。
若い大学生である彼女と釣り合うとは思えない。だが、分不相応と分かっていても、
萌える恋心をどうして枯らすことができようか。

夜の街を独り歩く。2月の夜風が、還暦を10年前に終えた身に沁みた。
posted by halna at 02:32 | Comment(6) | ミステリー
この記事へのコメント
文章のうまさに脱帽した
Posted by at 2008年06月09日 10:25
おい!70かyo
Posted by at 2008年06月09日 11:10
そういうネタの小説とか映画とか時々あるよな。
Posted by at 2008年06月09日 15:10
叙述トリックってやつ?
Posted by at 2008年06月09日 23:45
コピペではなく即興で書ければ敬服する。
Posted by at 2008年06月13日 16:18
あれじゃん。ネタバレになるからタイトル書けないけど。まんま某ミステリじゃん。
Posted by at 2008年08月23日 02:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。